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SIerから転職を希望したエンジニアが出前館を選んだ理由

SIerから事業会社へのキャリアチェンジを考えるエンジニアは多いもの。実は、出前館エンジニアの2/3はSIer出身なのです。SIerで活躍していたエンジニアが、なぜ出前館を転職先に選んだのでしょうか?実際に出前館で働いてみて、どのように感じているのかSIer出身の出前館エンジニアに話を聞きました。

自己紹介

―まずは自己紹介をお願いします。

藤原工太郎です。2015年8月に出前館に入社し、現在はプロダクト開発本部マーチャント開発部マーチャント開発グループに所属しています。2007年に新卒でIT業界に入り、出前館に転職するまでは、SIerで2社ほどエンジニアとしての経験を積みました。

SIerから出前館へ転職をした理由

―SIer時代はどのような仕事をしていましたか?

出前館に転職する前の2社ともに、SESの技術者としてクライアント先に常駐して作業をする形で、コーディングやテストを行っていました。主に組み込み系プログラムを扱っており、駅の改札機の中に組み込まれるプログラムや、電力会社の基幹システムなどに携わりました。

そして2社目に所属していた2012年頃、クライアント先である出前館に技術者として常駐し、作業をするようになりました。それまでは主にC言語、C++、C#を使って業務をしていたのですが、出前館ではJavaをメインで扱うので、Web業界に転向した感じがしました。とはいえ、プログラミング言語やプログラムが実際に入って動く環境は全然違うものの、基本的な考え方は一緒だったので、それほど大きな障壁や苦労はなくやってこられましたね。

―転職を考えたきっかけは何でしたか?

実は最初にSIerとして出前館へ来た時点では、転職は全く考えていなかったのです。3年ほど常駐し作業をする間に私自身のプライベートに変化があり、転職も視野に入れるようになりました。また、より大きなプロジェクトに携わってみたいという気持ちや、上場企業で仕事をしてみたいという憧れもありました。このチャンスに乗ろうと思ったのがきっかけです。

―なぜ出前館への転職を決めたのでしょうか?

出前館のシステムを色々と触ってみて、かなり面白いと感じていました。インターネットで出前を頼める出前館の事業・サービスも好きだなと。常駐し始めて3年が経つ間に、出前館のプロパーエンジニアが担当するような業務や、外部のお客さまや他部署との調整などにも携わらせてもらえるようになっていました。社員になることで、これまでSIerの立場でやってきた業務や経験が活きてくるだろうし、自分が所属する会社の事業を盛り上げる立場になれば、より深く仕事のやりがいも感じられるだろうと期待し、出前館への転職を決めました。

SIer出身者が語る出前館の魅力

―SIerから出前館のプロパーエンジニアに転向してみてどうでしたか?

一番大きく変わったのは責任感です。出前館の社員になってから、自分自身でしっかり責任を背負って業務遂行することを、より意識するようになりました。今までよりもプレッシャーを感じながら業務と向き合っています。SIer時代にも、社員が担当するような仕事をやらせてもらっていたとはいえ、業務委託の一SIerメンバーなので、最終的な責任は社員の方が背負っておられました。

SIer時代は自分が作ったところに責任を持っていればよかった。しかし、プロパーに転向したら、自分が所属する案件で何かあったときは、たとえSIerに対応してもらったところで不具合が起きたとしても、部署やチームの責任として自分が責任を負います。チームとしての責任を持つ点が、プロパーになって一番変わったと思うところです。

また、今までやりとりをしていた他部署の方とのコミュニケーションについても、同僚になったことでより深くなり、コミュニケーションを取りやすくなったと感じました。

―SIer出身者から見た出前館の魅力はどこにありますか?

SIer企業では、自社で事業を持つケースは稀で、業務委託でシステムを開発することが多く、そこでの開発をし終えたら業務完了、という感じです。一方、事業会社では開発したシステムを自分自身で保守することもできるし、未来永劫、見続けることも可能です。様々なシステムを転々とするよりも、長い目で一つのシステムや事業に携わることで技術力を高めていけるところに魅力を感じています。

最近では出前館もかなりモダンな新しい技術を使ったシステムを取り入れていますし、出前館の知名度が上がるとともに、システム会社やIT企業というイメージ、モダンなシステムを触れそうなイメージが出てきているのでしょうね。新しい技術に触れたいと思って転職してくる人が増えています。以前、エンジニアメンバーの中途採用面接を担当していた際にも、そういう思いを聞く機会が多くありました。

それは、出前館のシステムに長く携わってきた私自身も共感するところです。昔はレガシーなシステムでずっとやり続けていましたが、最近はどんどん新しく生まれ変わっていますし、今後も新しいシステムに触れるチャンスがいっぱいあると思います。

技術を突き詰めることに関しては、SIerの会社でもできますし、出前館のような事業会社の中で技術力を突き詰めていくポジションもあるので、その人の選んだ道次第なのかなと思います。

―SIerとしての経験はどのように活かされていますか?

私は今、チームビルディングや案件に関する諸々の調整など、マネージャーに近いチーム管理の業務を担当しています。今のポジションでも、SIer時代に行っていたプログラミングやテストの技術を使う場面は多いです。

チームメンバーが書いたコードをレビューしたり、何か問題が起きたときに調査をしたりする場面で、コードを書いていた時の知見が活かされています。

また、SIer時代に限った話ではないのですが、過去に色々なお客さまと関わってきた経験が、コミュニケーションの取り方という部分では、かなり活きているのかなと感じています。

今後はマネジメントの技術を磨いていきたい

―今後の展望をお聞かせください。

エンジニアのキャリアパスを大きく分けると、マネジメント志向とプロフェッショナル志向の2つがあります。年齢も若干影響するのかなと思いますが、若手は技術力をつけるために熱心ですし、私は30代後半ということもあり、技術力を高めるよりもマネジメントのほうに舵を切っていきたいと考えています。

LINEと資本業務提携をする前は日々の案件を回すことに精一杯で、勉強をしたりマネジメント術を学んだりという機会がなかなか取れていなかったのですが、今はLINEから出前館に出向しているメンバーの方達から得ることが多く、かなり勉強になっています。

現状としては、細かい粒度の案件は回せるようになったものの、大きい案件のプロジェクトマネージャーが務まるまでは力が及んでいないので、もう一歩ステップアップして、マネージャーの立場で充分に仕事ができるよう勉強し、技術を身につけていけるよう邁進していきます。